芸術総監督の少コラム「じんせい劇場」

2018年8月5日

記録的な酷暑が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

私は元々夏が大好きなので、冷夏はかなり悲しく過ごすのですが、

ここまで暑いと熱中症で倒れてしまう人まで出てきてしまうのでいけません。

個人的には連日のこの暑さに、エアコンも無い部屋で暮らしていた学生時代を思い出します。

当時、長いブロンド(金髪ロン毛ですね)のおかげで緩い勘当状態にあった私は帰省することもなく、一夏をその一

室で過ごしておりました。サンセットが眺望できる部屋(西向きと言いますが・・・)で、更には御器所の昭和通りに面した立地で、窓を開ければ一瞬にして飛行場の滑走路にいるような賑やかさでしたので閉め切り、午後ともなると真夏に温室の中で過ごす様な環境でした。で、毎日の様に通っていたのが近くにあった「HORY HOUSE」というロック喫茶。夏休みには正午あたりから夕方6時ころまで粘りに粘っていたため、エアコンの涼しさに加えて、お店番のお姉さんの雪女の様な冷たい視線でかなり涼しく過ごすことが出来ました。

さて、現在では“クール・シェア”という言葉がありますが、公共の施設はクール・シェア・スポットのひとつではないでしょうか。でも、折角自由な時間を過ごすのであれば、快適で、且つ楽しく過ごせた方が良くありませんか?

劇場はまさにそんな場所としてはうってつけです。フリー・スペースが多く、書籍のコーナーもあり、更に!毎週末には何らかの催しがあり、中には無料のものもあります。8月19日(日)は1階多目的ホールでTOKAI ROCK FES.の「コンテスト」が、25日(土)には「東海市子どものオーケストラお披露目発表会」が開催され、どちらのチケットも無料です(詳細を劇場HPでご確認ください)。勿論、他にも落語公演や、バンドのライブコンサートなどもあります。

それでは、劇場でお待ちしております!

 

 

2018年7月20日

7月に入り、私自身は東海市に来て丸5年になりました。5年前に初めて東海市役所に行った日も

とても暑い日だったことを思い出します。

東海市で働くようになって様々な出会い、また学ばせて頂いたことがありますが、

その中のひとつに細井平洲先生とその教えがあります。最初は東海市が細井平洲先生の教えを市の色々な事業にとり入れ、また、平洲先生ご自身のこともとても敬っていると知り、自分でも少し勉強しようか、と思い、伝記的なものから、平洲先生が影響を受けた「大学」「中庸」「孔子」「孟子」などまで読み、江戸当時は勿論ですが、寧ろ現代のような時代にこそ有益な教えだと感じ、東海市が大事にするのも大いに納得致しました。まぁ、私ごときが書かずとも、直接薫陶を受けた上杉鷹山公をはじめ、西郷隆盛ほかの人物が感化されていることなどから評価は定まっていると言えるのではないでしょうか。

その細井平洲先生の生誕290年を記念して企画したのが8月11日に劇場で開催される「江戸だ 、落語だ!花火day!!」です。

江戸時代に、そして江戸で生活した細井平洲先生を偲んで、劇場で江戸文化に触れようというのがこの企画の趣旨です。江戸落語の部には三遊亭小遊三さん、古今亭志ん輔さんをはじめ、実力者が揃っての名人芸の披露に加え、元は練り歩きだったものが寄席で行われるようになった「住吉踊り」の再現も致します。

また、平洲先生縁の歌や踊りを民謡(踊)保存会や東海市民合唱団が、そして「東海市子どものオーケストラ」の演奏も花を添えます。

更には、両国橋で辻説法をしていたこと、葛飾北斎と同時代だった縁で墨田区の協力を得て、北斎の両国橋を描いた版画、隅田川花火大会の投影や、話題の「北斎記念館」のグッズ即売も併せて行われる予定です。

と、とにかく盛りだくさんのイベントですが、それでも当日の夜の「東海まつり花火大会」には十分間に合いますので涼しい劇場内で楽しく快適な時間を過ごしてからお出かけ頂ければと思います。

劇場でお待ちしております。

 

 

2018年5月14日

芸術劇場が オープンして3年目、私も7月になると東海市に来てから5年が経つことになります。

太田川駅周辺の様子は5年前とは大きく変わりました。建物が建った、ということだけではなく、

大きく雰囲気も変わったと思います。

劇場の中はパブリック・スペースも多く、学生さんからご年配の方まで、

開館の9時から閉館の22時まで多くの方が利用してくださっています。

交流パフォーマンスや交流ギャラリーなど、無料のイベントもたくさんございます(スケジュールは

劇場HP等でご確認ください)ので、まだ“劇場デビュー”されていない方も是非お越しください。

今回はご来場のよいきっかけとなる様な近日発売を控えたお薦めイベントをご紹介します。

8月11日(土)開催の「江戸だ、落語だ、花火Day!(でいっ!)」公演は

三遊亭小遊三さん、古今亭志ん輔さんらを迎えた落語会をメインに、細井平洲先生に因んだ歌や踊り、

オーケストラ演奏で花を添え、東海市が生んだ儒学者「細井平洲先生生誕290年」をお祝いする

趣向になっています。江戸風情満載の中で、江戸落語の名人芸をお楽しみください。

9月2日(日)開催の「東京少年少女合唱隊」公演は世界に誇る日本を代表する合唱団の歌声が

東海市で聴けます。私も何度かご一緒したことがありますが、素晴らしい!の一言に尽きます。

その実力は小澤征爾氏やリッカルド・ムーティ氏など世界的な指揮者から絶大な信頼を得られていることから

証明済みです。

また、8月7日(火)には東海児童合唱団と杉並児童合唱団の歌やダンス、そしてミュージカルが楽しめる

ジョイント・コンサートが催されます。この機会にキャラクターは違いながらも活躍中の合唱団を

聴き比べをするのも楽しみ方のひとつです。

賑々しい東海市芸術劇場に是非お越しください。

2018年1月4日

明けましておめでとうございます。

 

芸術劇場にとって3回目の新年を迎えました。

劇場という建物は来場される方の笑顔や話し声など、賑やかさ、活気があって

初めて輝きます。今年も多くの皆様の感動に出会える様、スタッフ一同頑張ります。

どうぞよろしくお願い致します。

この1月には“心のバリアフリー”をコンセプトにした「名フィル 0歳からの福祉コンサート」、

“劇場にみんなで集まってみんなで笑おう”の「よしもと新喜劇」がございます。

是非新年の芸術劇場にお越しください。

本年もよろしくお願い致します。

 

2017年9月24日

朝夕と秋の気配を感じる時期になってきました。

個人的には夏が一番好きなので過ぎ去る季節に寂しさは感じますが、

過ごしやすさはやはりこの季節です。

そして、秋といえば、食欲、読書に並んでもちろん「芸術」です。

芸術劇場もトップ・シーズンへ突入でにぎやかになってきました。

「宝塚歌劇団公演」も多くの方にお越しいただき、好評のうちに終了しましたが、

その一週間前には東海ライオンズクラブ45周年で昨年結団し、劇場で活動をしている

「東海市子どものオーケストラ」が初めて外部の方に向けて演奏しました。

一年前には演奏することも想像できなかった曲を“基礎クラス”の団員も、“オーケストラ・クラス”の

団員も頑張って披露しました!

到底無理だと思われるようなことも頑張ってみれば出来るんだ、ということを改めて見せてもらいました。

これは子どもたちがやったことですが、大人でも、誰でも、挑戦してみればやれることは

たくさんあると思います。皆さんも過ごしやすくなったこの季節、心にある「やってみたいこと」に

挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

 

2017年7月28日

夏が大好きな私としては、この季節を思い切り味わいたい、と思うわけですが、

劇場もイベントが盛りだくさんでワクワクしています。

夏といえば、個人的に、条件反射的に連想してしまうのが、かの「宮崎アニメ」です。

宮崎監督のどこか郷愁を呼び起こす作風、音楽担当久石さんの少しメランコリックなメロディ、

そして!名曲揃いです!!

この「宮崎アニメ」のサウンド・トラックに関わっていた私としても是非皆さんにこれらの音楽、

また、大人も童心にかえるようなクラシック作品を集めてお届けするのが8月27日(日)の

「名フィル夏のファミリー・コンサート」です。今、その進行台本を書いているところです。

そして、8月6日(日)には関西の夏男、しかし、その実体は日本人初のウィーン・フィル奏者、

現在アメリカのトップ・オーケストラ「クリーヴランド管弦楽団」テューバ奏者・杉山康人が

同僚の首席トロンボーン奏者マッシモ・ラ・ローサと東海市にやってきます!

このふたり兵庫県でクリニックを行って東京に戻るところを東海市に立ち寄って多目的ホールで

演奏を聴かせてくれます。しかも入場料はワン・コインの500円でまさに友情のコンサートに涙です。

この「夕涼みコンサート」も是非体験して欲しいコンサートのひとつです。

19、20日には大ホールでロック・フェスもありますし、皆さんも夏を満喫しましょう!!

2017年7月2日

東海市芸術劇場が開館したのが2015年10月なので1年9ヶ月が過ぎたことになります。

そんな、なんの節目でも無い今、私がコラムを書き始めるのも奇異に感じられるかもしれませんが、

バタバタする中で後回しにし続けてしまったのです。

実は今まで音楽雑誌でコラムを連載するなど自分の文章を公にすることは多々あったので、書くことには

慣れているつもりですが、さすがに市が運営する公共文化施設の様なところで書くようなことは無かったので、

多少の戸惑いは覚えます。因みに、某音楽誌に連載していた自分のコラムのタイトルが「Life is Symphony」(前職はオーケストラの仕事でした)だったので、今回は村田英雄先生の名曲のタイトルを拝借して「じんせい劇場」にしてみました。

さて、「市が運営する公共文化施設」、そして「東海市芸術劇場」という名前・・・

“お堅い”あるいは“お高い”イメージを持たれるかもしれませんね?しかしながら、現在の劇場は大ホール、多目的ホールの催し物目当てのお客様は勿論ですが、4つのフロアからなる館内に広くとってあるパブリック・スペースには勉強する学生たち、劇場内の蔵書を手にとって読書に耽るご年配の方々、各々の活動の休憩で一息つく若いお母さんと子どもたち等々、賑やかな景色と雰囲気でとても「いい感じ」です。そして、3階には劇場事務室もありますが、こちらもいつも明るく、笑顔が見られますし、舞台スタッフも同様です。

前職では日本中のホールを見てきたので言えますが、以上の様な感じではないホールは日本全国たくさんあります。

東海市芸術劇場がいつまでも街の方々に元気を与えられる明るい場所であって欲しいと思っています。

前置きはこれくらいにして(!!笑)次回は少し自己紹介したいと思います。

暑さが厳しくなりつつありますので、皆様活動中の水分補給をお忘れなく。

 

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