細井平洲(ほそいへいしゅう)先生は東海市の先人であり、人にとって最も大切な事は、「恕(じょ)」の精神(譲る、相手を思いやる心)だと説いた、江戸時代の教育者です。
その教えには、現代をよりよく生き、考えるために必要なヒントが沢山詰まっています。
嚶鳴広場は、平洲先生が説いた「恕」の心を学び、触れることができる施設です。
平洲先生の教えを現代に伝え続ける、作家・童門冬二(どうもん ふゆじ)の著作や解説を元に、楽しく、わかりやすく学ぶことが出来ます。
また、他にも、東海市の姉妹都市を含む全国各地の偉人について、その歩みや生き方に触れることが出来ます。
展示内容を英語で閲覧できるタブレット端末の貸出を行っております。希望される方は、インフォメーションカウンターまでお越しください。
嚶鳴広場では各種イベントを開催しております。
詳細は以下をご覧ください。
平洲先生、童門先生の言葉から、「恕」を学ぼう
作家の童門冬二氏が、平洲先生の教えを通して、日本の歴史の根底に流れ続けてきた生き方・考え方の原点を紹介するコーナーです。
嚶鳴広場の中心にあり、「平洲先生と嚶鳴の心」「童門先生と恕の心」について、パネル展示と映像を通して、楽しく学ぶことが出来ます。
平洲先生と嚶鳴の心
平洲先生が説いた「恕」の精神に触れる事が出来ます。 平洲先生は数々の教えをのこしていますが、その中でも、より現代の社会にとって灯りとなるような言葉たちを、大きなパネルを用いて見やすく、わかりやすく展示しています。
また展示ケースでは、平洲先生に関する資料を展示しています。
童門先生と恕の心
童門冬二氏の解説映像で、平洲先生の教えを通して、日本人の美しい心を紹介しています。
平洲先生の説いた「学・思・行相須〈がく・し・こうあいま〉って良〈りょう〉となす」「勇〈ゆう〉なるかな勇なるかな、勇にあらずして何〈なに〉をもって行なわんや」について、どういった意味の語りかけであるのか、分かりやすく解説しています。
細井平洲の生涯を垣間見てみよう
東海市出身の江戸時代の教育者、平洲先生の人生と業績を紹介したコーナーです。
平洲先生の教えは、米沢藩9代藩主・上杉鷹山(うえすぎ ようざん)をはじめ、書籍『嚶鳴館遺草』を通して、西郷隆盛(さいごう たかもり)や吉田松陰(よしだ しょういん)、二宮金次郎(にのみや きんじろう)、そして作家・童門冬二氏らに受け継がれていきます。
平洲先生が生涯を通し、どのような影響を受け、その思想を育み、世に伝え、歴史に名を残したのか。本コーナーでは、日本画壇の重鎮・橋本豊治(はしもと とよじ)画伯の『細井平洲絵巻』を通して、その生涯を解説しています。
絵巻でみる細井平洲
現代に語りかける平洲先生の教えを紹介しています。展示ケースでは、平洲先生に関する資料をご覧頂けます。
細井平洲の人生と業績
パネル展示と童門冬二氏の解説映像で、平洲先生の教えを通して、日本人の美しい心を紹介しています。
細井平洲先生旧里真図
明治初年の東海市の姿を描いた陶板画です。平洲先生がおられたころの様子を展示しています。
童門冬二が選ぶ55人の先人を知ろう
作家・童門冬二氏が、「身近なところで『恕』(やさしさと思いやり、世の中の人のため)を実践する」という細井平洲の思想に共通する生き方を貫いたと考える、55人の先人を紹介したコーナーです。
童門冬二氏は、歴史上の人物には必ず、現代の日本人も見習うべき思想・生き方があると考えます。ここに紹介した先人たちの中から、自らの人生を豊かにしてくれる師を見つけてほしいと願っています。
また、コーナー内に設置されているモニターでは、それらの先人をさらに深く知ることができます。
童門冬二の代表的日本人
パネルと映像解説で、童門冬二氏が選んだ日本史を彩った55人の歴史上の人物を紹介しています。
美しい心の系譜
細井平洲の教えと上杉鷹山の業績が、日本史の中で、どのように引きつがれてきたかを紹介しています。
童門冬二の歴史人物年表
童門冬二氏が作品の中で取り上げた人物を中心に紹介した、古代から近代の歴史人物年表です。
5台のタブレット端末機で、作家の童門冬二氏が紹介してきた歴史上の人物情報と、嚶鳴広場で閲覧できる書籍情報が検索できるコーナーです。気になった先人について、すぐに調べることが出来ます。
子どもたちが、遊びながら楽しく、わかりやすく、細井平洲の生き方や考え方、そして、歴史上の人物について学べるコーナーです。
歴史人物クイズ、切り絵やイラストによる「日本人の美しい心」のドラマ、書籍などが、それぞれ、へいしゅうくん(細井平洲の少年時代)、はるのりくん(上杉鷹山の少年時代)、細井平洲の師匠だった義観和尚(ぎかんおしょう)のかわいいキャラクターボードの前に展示しています。
日本の先人を題材とした、作家・童門冬二氏の数多くの作品を手に取る事ができます。交流コーナーやおうめいラウンジで、どなたでも自由にご覧頂けます。
展示ケースと展示壁面を利用して、さまざなま企画展が開催できます。通常時(企画展のない時)は、展示ケースの中には、細井平洲と上杉鷹山、嚶鳴之図(鏑木雲潭(かぶらぎ うんたん)作)の額装写真が、展示壁面には、嚶鳴広場で展示閲覧できる童門冬二氏の主な著書のカバー写真を展示しています。
東海市の情報や東海市の姉妹都市、知多半島の歴史や文化・観光情報と、東海市にゆかりのある地域を展示パネルと映像で紹介しています。また、このコーナーは、ワークショップなどさまざまな目的でご利用頂けます。
図書コーナーの本を読んだりして、自由に学びの時を過ごせるラウンジです。65インチの大型モニターと音響設備を備えており、各種講演会や勉強会等にもご利用頂けます。